インプレッサのオイル+フィルター交換
オイル交換をしました。一度やりましたが、段取りが悪かったので備忘録として書くことにします。備忘録と称するブログ記事はただの謙遜だと思っていましたが、マジで備忘録だとしても一応は公の場に出す以上は他人にわかるように書くので、忘れたころに見返しても理解しやすく、いわばクラウドに保存できるということはメモをなくす心配がなく、スマホで見返すこともできるのでいい手段かもしれません。
準備するもの
オイル量は取説に書かれています。
WRXは4.3Lです。
ですが、一滴残らず抜けるわけでもないせいか、いつもちょっと少なめに入れてもレベルゲージのちょうどいい位置に来るので、4L缶でぎりぎり足りるかもしれません。
PIAA オイルフィルター ツインパワー+マグネット 1個入 [スバル/三菱/マツダ車用] インプレッサ・ekシリーズ・CX-5_他 Z6-M
- 発売日: 2012/08/01
- メディア: Automotive
オイル受けは上記商品の場合、5Lと8Lがありますが、おそらくすりきりまで入れたときの容量が書かれているので5Lだと溢れます。
持ち上げる時にも揺れたりするので余裕をもって倍くらいの容量のものを選んでおいた方がいいです。
手順
- 五分ほどアイドリングをしてオイルを温める
- オイルフィラーキャップを外す
- ジャッキアップ
- アンダーカバーを外す
- オイルフィルター、ドレンボルト下に段ボールを敷く(大事)
- オイル受けを置く
- ドレンボルトを外してオイルを抜く
- しばらく待ってドレンボルトを締める(47.5N・m)
- オイル受けを移動してオイルフィルターを外す
- しばらく待ってから新しいオイルフィルターを締めこむ(12N・m)
- アンダーカバーを付け直す
- オイルを3.5Lほど入れる
- オイルを少しづつ足してレベルゲージのLとHの中間まで追い込む
- 五分ほどアイドリングした直後のオイル量を確認する
1.オイルを温める
まず、しばらく走るかアイドリングをしてオイルを温めます。
今回は水温計が50℃を示すまでアイドリングしました。
走行直後はオイルが熱いので少し待った方がいいと思います。
2.フィラーキャップを外す
まずフィラーキャップを外します。オイルをスムーズに抜くためです。
オイルを抜いてしまった後にキャップが外れないことに気づき、車屋に運ぶこともできなくなるのを防ぐためでもあります。
3,4.ジャッキアップしてアンダーカバーを外す
ジャッキアップをしてアンダーカバーを外します。
両サイド二本づつのプッシュピンと4本と前3本、後ろ2本のボルト5本で留まっています。
5,6.段ボールを敷いてトレイを置く
段ボールを敷いてオイル受けを置きましょう。
オイルは出だしは結構横に飛ぶのでトレイの長辺側を利用して、トレイの端がボルトの真下をカバーする感じで置かないとこぼします。
写真には写っていませんが、この後コンクリにオイルをこぼして掃除が面倒だったので次から忘れず敷こうと思います。
赤丸部がドレンボルトとフィルターです。
7,8.ドレンからオイルを抜く
まずドレンボルトを外しますが、ボルトが指で回せる程度に17mmのレンチで緩めてから、ボルトを押し付けながら指で緩めていきます。
ねじが完全に外れてもボルトを押さえつけながらさらに回すと、
最後のネジ山から一つ下のネジ山に落ちる、カタッとした感触があります。
この状態になったら、ボルトをトレイに落とさないように一気にボルトをどかします。
うまくいけば手にオイルが一切かからずにボルトを外せます。
緩め方が甘かったりボルトのつまみ方が下手だと、一気にどかしたときにボルトが引っかかって手にオイルをひっかけたりオイルをトレイに落として手をオイルに突っ込む羽目になります。
8.ドレンボルトを締める(ガスケット確認)
オイルが抜けきるまで待ってから、ドレンボルトを締めます。
テッテ的に抜くなら、閉める前にオイルフィルターを外していてもいいですが、オイル受けのカバー範囲がドレン下とフィルター下を十分カバーできているか確認する必要があります。
そうしないとオイルはいつまでも垂れているので周りを汚します。
ドレンボルトを外して置いておくと、ガスケットが落ちやすいので、ガスケットが付いているか確認してから締め込んでください。
ドレンボルトは25N・mで締めました。サービスマニュアルを見たわけではありませんが、適当にググった結果、大体これくらいで締めておけばいいだろうという感じです。
間違いでした。EJ20エンジンは47.5N/mが適正だそうです。
9.オイルフィルターを外す
ドレンボルトは手をオイルで汚すことなくクリアしましたが、オイルフィルターを外す場合はその努力はあまり意味がありません。
フィルターレンチで緩めて、手で回せるようになったらレンチを外して手で外します。オイルフィルターを外すときは絶対にオイルをかぶるのでゴム手袋かなんかを付けておくのがいいと思います。
オイルフィルターまで外した状態でトレイにこれだけ溜まっています。
5Lのトレイでは耐えられないでしょう。
段ボールを敷いておかないと、外したフィルターを置くところもありません。
そして、フィルターにはオイルが溜まっているのでネジ部を上に向けて置きましょう。
写真は伏せて置いていますが、この注意が書けているのは伏せて置いたことが失敗だったということを実体験として知ったということです。
10.オイルフィルターを取り付ける
オイルフィルターを外して、しばらく待ってオイルの垂れが落ち着いてきたら、(このときは0.3滴/秒くらい)新しいオイルフィルターを取り付けます。
オイルフィルターは手で目いっぱい締めれば十分だとのことですが、
トルクとしては適当にググったら12N・mくらいだとのことなのでトルクレンチで締めました。
11.アンダーカバーを付けなおす
間違いなくドレンボルトを締めたか、フィルターを締めたかを確認し、
アンダーカバーを付け、ジャッキを外します。
車体が水平ならオイルを入れてから下ろしてもいいと思います。
12~14.オイルを入れてゲージを確認する
新しいオイルを入れます。
レガシィの頃から買って余っている日産の純正オイルです。
メーカー純正オイルなら間違いないだろう+割と安い+メーカ純正オイルとしては唯一?の部分合成油
というのが選定理由です。
これに加えて貰い物の添加剤を入れます。モリブデンコーティングだそうです。
えげつない色をしています。色は完全にドロです。
ですが、モリブデンスプレーなどは確かにこの色なのでこれはこれでいいのでしょう。
魅力的なグラフが描かれています。一番差のあるところで10馬力差があります。
新オイルに混ぜました。すでに廃油のような色になってしまいました。
少々不安ですがこのまま入れます。
4L手前ほど入れてレベルゲージの先端に付くぐらいだったので、中間を狙うつもりで少しづつ足してつもりでしたがHを超えてしまいました。
とりあえず辺りを走って、エンジン停止直後にゲージを見てみましたが、
やはりHを超えるくらいです。
一応、オイルが落ちきった後のゲージ量も見るために翌日まで待ちました。
ネジの締め込み不足などで車の下にオイルが垂れていないか確認した後、レベルゲージを確認するとなぜかHの下になっていました。
普通に考えれば走行直後はエンジン内壁に飛んだ分少なく出て、エンジン停止後長時間放置してオイルが落ちきった後は多めに出るはずなんですが…
原因は謎ですがとりあえずよしとします。
蛇足.ドレンボルトのガスケットを付けないとどうなるのか?
実際にガスケットをつけ忘れてみました。
案外漏れないこともあるのかなと思いましたが、たまに下から覗くとドレンボルト回りが濡れています。
しかし、数日乗らずに置いていても地面汚オイルの染みはほとんどありません。
おそらく走行中のオイル粘度が下がっているときに漏れやすいようで、
オイルの染みも後ろの方へ伸びた状態でついています。
4か月経ってもレベルゲージは十分なオイル量を示しているので、エンジンに問題は出ないとは思いますが、少しでも漏れている以上下回りや車庫が汚れるので、ケチって付けなくてもいいということは決してないといえます。
ガスケットの取り付け
フィラーキャップなどを外さなければそこまで勢いよくオイルは出ないので手早くやれば大丈夫 みたいな情報を聞いたので、その辺の調査も兼ねてガスケットをとはいえどうなるかはわからないのでオイル交換と同じくらいの準備はして臨みました。
ガスケットは再利用です。
受け皿を置いて、取り落とさないように慎重にボルトを外します。
キャップを外した時と大して変わらない勢いでオイルが飛び出てきました。
慌ててガスケットを付けてボルトで抑え込みましたが、ガスケットの裏表を間違えた気がします。
今まで通り25N・mでボルトを締め、ゲージを見ながら1リットル弱オイルを補給する必要がありました。
翌日、車の下を見ると黒い染みができています。今までより漏れが増えました。
なんだったんだこの作業…と思いながら調べていると、締付トルクが間違っていたことがわかりました。このエンジンの場合、47.5N・mが適正だそうです。
とりあえず、42N・mで締め直したのでこれで改善するかもう少し様子を見ます。
いろいろ間違っていたので何の参考にもならなくなってしまいました。