Pixel3 XLを購入しました。この端末はIMEとしてGboardがあらかじめ入っています。IMEはあまりよくわからないものを入れるのはセキュリティ上こころよくないので素直にあるものをそのまま使おうと思っていましたが、ある日、かぎ括弧の入力でつまづきました。
前に使っていた機種、404SHはiWnn IMEがデフォルトのIMEで、記号キーボードを出せば全角、半角記号のほとんどがキーボード上に並ぶため、そこからかぎ括弧などの全角記号を入力していたのですが、Gboardは記号キーボードには少しの半角記号しか表示されないのです。
Pixel3で記号を入力する(Gboardを使う方法)
かぎ括弧を入力したい
Gboardでカギ括弧を入力するには、
- 日本語フリック入力キーボード、や行の左右の丸括弧から変換
- 日本語入力で”かっこ”と入力して変換
- 日本語qwertyキーボード→数字キーボード→記号キーボードに切り替え、丸括弧から変換(履歴を参照しているのか、終わりかぎ括弧のみ変換可能でした。 よくわからない)
当初、かぎ括弧を入力する方法として見つけたのはこの三点になります。
フリックからが一番アクション数が少ないですが、フリック入力を使わない場合は使えません。
qwerty入力派の私には少々めんどうな方法しか残っていないので、Gboardの設定をいじって少し改善してみました。
初め。文字キーから記号の入力はできない状態です。
キーボードの設定を開き、
(キーボード左上<をタップ→三点リーダっぽいアイコンをタップ→設定)
「設定」→「長押しで記号表示」をオンにします。
すると、
キーボードの文字キーの右上に記号がヒンティング(っていうんですね)され、
長押しすることでその記号を入力することができるようになります。
これによる丸括弧の入力なら、かぎ括弧、二重かぎ括弧へ変換できます。
以上です。大したことではないですが自分がつまづいたとき検索してもいい方法があまり見つからなかったので誰かの参考になれば(なるか?)幸いです。
中点を入力したい
もう一個、よく使う全角記号には中点(コンナ・ヤーツ)があるのですが、これはいまだに解決していません。”てん”と入力してから変換しなくてはいけません。(コメントをいただき、解決しました。/から変換できるそうです。)
iWnnIMEの先行開発版がストアからインストールできるようなのでそれを使えば解決するのしょうが、デザインがGboardのほうが好きなのでできればGboardを使ってやりたいなーという感じです。
入力可能な記号
コメントをいただき、改めて上記の方法により入力が可能になる記号を整理してみました。
見づらいですがご容赦ください。
a →アットマーク全角、アットマーク半角
s →#(シャープ半角)、♯(シャープ全角)、全角井げた、絵文字(怒り)
d →¥(円 半角、全角) \(バックスラッシュ半角)
f →%(パーセント 全角、半角)
g →&(アンパサンド 全角、半角)
h →ハイフン、長音、マイナス、波ダッシュ等の全角、半角
j → +、+、⊕(プラス全角、半角、直和)
k →初め括弧いろいろ
l →終わり括弧いろいろ
-→//(スラッシュ全角半角)、\(バックスラッシュ全角)、・(中点)、÷(除算)
z → * (アスタリスク半角)、*(アスタリスク全角)、※(米印)、×(乗算)
x →ダブルクォーテーション、濁点、左右シングルダブル引用符、ダブルクォート
c →アポストロフィ、半濁点、左右シングルダブル引用符、シングルクォート
b →セミコロン全角、半角
n →感嘆符全角、半角、その他
m →疑問符全角、半角、その他
、→、(読点)、・(中点)、 ,,(カンマ全角、半角)
。。→‥(二点リーダ横、縦)
。。。→…(三点リーダ横、縦)
読点からも中点は変換できることがわかりました。
数字キーボードの記号欄から全部見られると個人的にベストなんですが...
もしくは言語切り替えで 日本語 、英語と同列に 記号 があってほしかったんですが見つかりませんでした。
Pixel3で記号を入力する(Wnn Keyboard Labを使う方法)
括弧や中点など、普段の入力で使うような記号は予測変換やユーザー辞書に登録して使ってもいいのですが、顔文字などを入力したい場合はギリシャ文字や数学記号などを使う必要があり、Gboardでは面倒です。
その場合、Wnn Keyboard Labが便利です。
導入
Wnn Keyboard Labをインストールします。
アプリを起動すると設定画面になります。
WnnKeyboaardLabを使用する をタップし、
WnnKeyboardLabを有効にする→入力方法を切り替える を順に行います。
WnnKeyboardLabのスイッチをタップすると、警告画面が出るのでOKをタップして進めます。
キノコの某IMEが入力情報を取得していたことがありましたが、もし悪意のあるIMEだった場合、そのIMEを通してパスワードやクレジットカード番号を入力するということは悪人にクレジットカード番号を耳打ちして代わりに入力してもらうことと大して変わりありません。
再起動するように指示があるため、再起動を行います。
再度手順を繰り返し、入力方法を切り替える から
WnnKeyboardLabへ切り替えます。
Gboardに戻したいときもこの手順でやるのが簡単です。
こんなん
数字キーボードから記号に切り替えるとあらゆる記号が入力できます。
中点、各種括弧、単位やギリシャ文字、数学記号など、今思い出せるような記号はすべてラインナップしていて、キーボードのスクロール、スワイプで見つけられます。
∀、Дなどの記号は読み方がわからない場合も多いかと思いますが、
読み方がわからなければ変換できず、読み方を知ろうにも検索もできないため、そういう場合は便利だと思います。
Windowsの場合、”きごう”から変換するとある程度ジャンルを絞らずに候補を出すことができますが、Gboardは”きごう”と入力しても変換候補はほとんど出てきません。
アップデートかなにかでいつのまにかできるようになっていました。しかし記号というくくりではないためか、ギリシャ文字、キリル文字は出ない模様。
(”きりる” ”ぎりしゃ” ”すうがく”など、ジャンルをしぼってから変換すればすべてのキリル文字、ギリシャ文字、数学記号などへたどり着くことは可能です。)
ちなみに、∀は"すべての" ”すうがく” Дは”でー” "きりる"
から変換できます。