ガラス瓶でランプシェードを作る

空き瓶でランプシェードを作りたい

お酒を飲むようになってから、空き瓶が気になってきた。

特に海外のビンはラベルのかっこいいものや、ガラスの凸凹でロゴや銘柄が描かれているもの、ビン自体に印刷がされているものなど、意匠が凝っていて捨てるには惜しい。

ちょうど家の階段や廊下のランプシェードが古臭くて汚いので底を抜いてランプシェードとして使ってはどうだろう。

と思ったらやはり前例はある。当然か。

ガラスを切りたい

ガラスの加工は全く知らない。硬くてもろいので加工は難しそうだが、切り方を調べると、

切るというよりも「切りたい位置で割れるように仕向ける」

というのがもっぱらの加工法らしい。油を染み込ませたひもを巻いて火をつけるとか、容器に入れたビンの内外に水を入れて切りたい位置に水面を合わせ、油を薄く張って油を熱するとかだ。

いくつか試したがどれもうまくいかなかった。

グラインダ―で切る

最終的にはグラインダーに切断砥石を取り付けて切るという方法をとった。

三つのビンを切ったがそのうちの二つは家にあったそこそこ使った様子のコンクリート用のダイヤモンドカッターを使ったが、砥粒がもうなくなっていたのか単純にダメなのか、ディスクの凹凸の衝突によって細かく砕けているような感じで断面はきれいにならなかった。そしてそのうちの一つは切り終わりで大きくひびが入り、使えなくなってしまった。

もう一つ、コロナビールのビン


は円周状に切ることはできたtが断面がきれいではなく、研磨して除去するには取り代が大きすぎてしまうのできれいには仕上がらない。

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最後のひとつ、バカルディ モヒートのビンは金属用の切断砥石で切ったが、鉄を切るときのように砕けるような感じもなく、研削という感じの切れ具合だ。

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回しながらディスクを当てていき、ビンの厚みの半分くらいの切込みを入れたところで切込みに沿って割れた。

 断面はきれいだがこれも凹凸は大きめで、粗目の紙やすりに断面を当ててみたが磨いてきれいにするには骨が折れそうだったのでそのまま使うことにした。

あまりグラインダーでの切断は実用的でないようだ。

製作

キャップはビンのアクセントとして大事なのでぜひ付けたまま使いたい。しかし、ソケットのコードを通すために穴は開けておかなくてはならないので、最近出番のなかった旋盤を使って開けた。

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丸いものの中心に穴をあけるという用途では最適だ。

 

あとは、吊り下げソケットを入れるだけ。

元あったカサを外して再利用しているので、ソケット部分はあまり見た目がよくないが、ビンの中に入れるならそう目立たないだろう。

金具もそういう関係で妙に長いがビンの首にちょうど収まる。

一から作るなら真鍮とかでできたカッコいいソケットが売られているのでそういうのを使いたいところだ。

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 完成

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Pixel3のHDRの効果を実感しながら写真を撮った。

なかなかいい感じだ。

しいて言えば、光源の位置が低いのでもう少しソケットが短いほうがバランスが良いかもしれない。