SFRのノンシールチェーンについて

ジムカーナをよくやるようになったので、ノンジールチェーンにするとだいぶ軽量化になるとなぜか思い込んでいた(間違い)私は、シールの摩擦分のパワーロスを避ける効果もおまじない的に込めて、ノンシールチェーンを使ってみることにしました。

有名国産メーカーのものを買おうかと思ったのですが、ダントツの安さに目がくらんでSFRのものを買ってみました。

前回、SFRのシールチェーンを買ってDIDと比較してみたら断然重かったので、国産に対してどうなのか見てみたかったのもあります。

drops662.hatenablog.com

購入

価格はゴールドで1910円でした。国産(EK)ノンシールチェーン(スチール)の1/3以下です。

見た目は十分です。

重量

モトクロスなどでは軽量化のために耐久性を捨ててノンシールチェーンを使うみたいな話を聞いたことがあったので、なんとなくノンシールチェーンにすればよほど軽くなるのだろうという思い込みがあったのですが、そんなことはないようです。

どちらも110リンクで、上がSFR,下がDIDです。

SFRは袋付き、ジョイントリンク付きで計測しており、DIDの方はジョイントリンクを含めずに測ってしまいました。

その分も考慮しても、DIDのシールチェーンと比較して60g弱程度の差しかありません。

考えてみればシールの厚み分ピンが長いだけなので当然です。

EKノンシールチェーンはホームページの概算重量が1.47㎏/100Lなので、110リンクなら1617gとなります。

よって、重さに関して言えばSFRでもEKでも大差はありません。

実物が買い残重量通りなら、SFRがわずかに軽いです。

その他

プレートの厚みや大きさはDIDと同じでした。

SFRのシールチェーンを測った時はプレートの大きさが全然違ったせいで重量に大きな差が出ていました。
SFRのチェーン全体が改良されたのか、ノンシールチェーンだけプレートの大きさが小さめに作られているのかはわかりません。

 

取り出してぶら下げると、さすがにノンシールチェーンらしく、すいすい動きます。

これがどのくらいエンジンパワーを食うのかわかりませんが、大した違いではないでしょう。

もちろん乗って気が付くことはありません。

他の選択肢

DIDはカタログなどに重量が書かれていないようなので不明ですが、

EKのもので穴あきプレートを採用したシールチェーンで520LMXというモデルが、100リンク当たり1.39㎏になるようです。

これなら110リンクで1529gなので現状比で100g以上の軽量化になります。

しかもシールチェーンで耐久性も期待できます。

価格はなかなかですが、思い切って買ってしまえばいい選択肢かもしれません。

まとめ

今のシールチェーンは7年くらい使っていますが全然伸びていませんでした。

耐久性なども考えると重量も大して違わないので今のものを使い続けてもいいのですが、このノンシールチェーンがよほど伸びるとか都合の悪いことがない限りはちょっとでも軽く、摩擦が少ないのはいいことなので使ってみてもいい気がします。

その辺で追加の気づきがあったらまた追記しようと思います。

 

KDX200SRにKX85キャリパーを流用

まえがき

ブレーキレバーの動きが悪かったことから、マスターをOHするよりいっそのこととFrandoのラジアルマスターに交換しましたが、マスター径が11mmから14mmに上がった(Frandoの最小がこれだった)せいか、あまり効かなくなりました。

そのほかいろいろあって、せっかくこの前オーバーホールした純正1ポットキャリパーですが疑念が沸いたので、キャリパーも交換してしまうことにしました。

キャリパーの選定

私の89年式KDX200SRの純正キャリパーは1ポットです。これは生産終了しているため手に入りません。よって、流用か社外品を取り付けることになります。

しかし、この年式の流用情報、社外部品はまったく見つかりません。

この車種自体が古いうえにそこまで数が多くはないし、とくに1ポットキャリパー搭載のモデルは89年式だけであることからさらに絞られるので仕方ないでしょう。

KX85のものは新品で手に入り、KDX125SRの交換としてよく使われているのと、なんとなくブラケットの形や位置が合いそうだったのでこれを使うことにしました。

うまくいけば純正キャリパーサポートに追加のタップを空けるだけで付きそうな感じがします。

予測される変化

計算上の制動力はパッドを挟む力で決定されるはずなので、ピストンの受圧面積を比較すると、

KX85キャリパーのピストン径はφ24×2→904.77㎟です。

KDXはφ34×1→907.92㎟なので、99.65%にダウンします。誤差でしょう。

あとは、パッドが細長くなるのでブレーキローターのなるべく外側だけ挟めるようになる分制動力は上がるかもしれません。

まあほぼ変わらない気がします。

購入、取り付け確認

カワサキのオンラインショップでは10000円強、型番を楽天などで検索すると10000円弱で手に入ります。

ヤフオクでは13000円程度で新品が販売されていますが、買う人がいるのでしょうか。

パーツリストやサービスマニュアルもヤフオクに出品されていますが、カワサキのオンラインショップでそれよりも安く買えます。

ともかく、楽天で新品を手に入れました。

とりあえずあてがってみると、取付穴も含めて思いのほかいい位置に来るので、取付穴を一個だけ使って付けてみました。

おあつらえむきに、下の取付穴はそのまま使えそうです。

世の中のキャリパーサポートのように、取付面を同じ高さにするために階段状のブラケットを作らなければいけないのかなと思っていましたが、Dトラッカーのホイールに付け替えたときにディスクが少し引っ込んでいたことが幸いし、一枚板のサポートを作って挟むだけで何とかなりそうです。

サポートの板厚分キャリパーがオフセットしますが、これがホイールによるディスクのオフセットを相殺する方向に働いてくれます。

試作

試しに、サポートを3Dプリンタで作って取り付けてみました。

キャリパーの角度がディスクのRに合うように穴位置を調整してあります。

いい感じです。

やはり一枚板のブラケットでうまく収まりました。

フォークの取り付け部とボルト頭は干渉するので小径頭ボルトを使っています。

キャリパーの角度としてはアクスルの中心からピストン2つの中心間距離がそれぞれ同じになればいいはずです。

裏から見たディスクの外周と、キャリパーの裏のピストンを逃がすための円孤(?)とのすきまも同じくらいなので、だいたいの位置に来ています。

異形ピストンではないので外見で合わせやすかったです。

この形で正式部品を作ることにします。

ブラケット作成

自作

一枚板かつ穴を3つだけ空ければ済む形になったので自作します。

6mmの鉄フラットバーがあるので試作品から外径をけがいて切り出します。

切り出しはグラインダー、穴空けはボール盤です。

大枚はたいて買ったCNCは剛性が足りず、鉄を削れないので今回も用なしです。

アルミで作るならCNCも使えるんですがアルミは素材に費用がかかるので…

穴位置だけはズレないように気を付けて作り、シルバーのラッカーで塗装しました。

他作

試しにミスミのMeviyで見積すると、結構安いです。

段加工の要らない一枚板なのも幸いし、メッキを掛けても思ったより安くつきます。

しばらく使って何の問題も出なければMeviyできれいな部品を作るのもいいかもしれません。

結果

ありがたいことに特に何の障害もなく、部品を買いなおしたり追加工したり、複雑な部品を作ったりもせずにKX85キャリパーが付いてしまいました。

キャリパーの性能も悪くなく、これまでは4本指で全力で握ってリアが浮く程度でしたが、4本指は必要ですが中程度の力でリアが浮くようになった気がします。

パッドも変わっている(デイトナゴールデンパッド→ベスラGM)のでその変化もあるかもしれませんが、少なくともマスター径UP分は回収しています。

メジャー車種なら需要がありそうですが、車体の年式、玉数、条件の3面で欲しがる人が他にいなさそうなのが残念です。

もし欲しい人がいればご連絡ください。

純正ホイールでも問題なく取り付け可能か確認する必要もあるので販売を確約はできませんが。

ChinaCNCZone CNC6040のVFDのエラーと再設定

最近久しぶりにCNCを動かし、簡単なものを加工していたら加工終わり際にVFDがE-004というコードを出して主軸の回転が停止した。

Mach3は関係なしに送り軸を動かしてくれちゃっていたが、幸いそばにいたのと、輪郭加工が終わって下敷きまでエンドミルが到達していたおかげで工具が折れることは避けられた。

VFDをなんかいじってしまったせいかなと思って元に戻そうと、ChinaCNCZoneのVFD設定の動画どおりに設定したらMach3からのモータ回転指令を受け付けなくなってしまったので再設定した備忘録。

このCNCにはNOWFOREVERのVFDが載っているが型式が不明で、ネットで拾った取説に記載されている設定番号と設定値をもとに書いている。同メーカーのものなので設定番号の大部分は一致しているようだが、一部、設定番号と設定値が明らかに異なるものがあるので、これはどうやら別の型式の取説らしい。

ChinaCNCZoneの動画が指示する設定


www.youtube.com

P1-001:0 0を入力、決定すると工場設定にレストアされる。

P0-007:400 最大周波数。デフォルトは50Hz。

P0-011:9 キャリア周波数?

P0-012:400 不明。多分周波数 取説ではV/F curve settingとされているが設定値のレンジが1~7なので違う

 

工場設定をレストアして上の設定を行うと、VFDのボリュームで0~400Hzの周波数を手動で設定し、VFDのRUN/STOPボタンで回転と停止を行うようになる。

これでも加工は可能だが、プログラムが終わってもモータが停止してくれないので不経済である。

V/F curve settingV/F curve setting

設定値

取説を頼りに、以下の通りに設定することでMach3で動かすことができた。

 

P0-000:0 Select command source. デフォルトは0でキーボードコントロール、1でアナログ端子コントロールとなっている。0にするとLOCALランプが点灯し、RUNボタンを押してRUNランプが点灯していないとMach3からの入力を受け付けない。

1にしておくと、RUN/STOPボタンは機能せず、Mach3からの入力があるとRUNランプが点灯し、モータが回転し始める。

おそらく0なら設定次第でVFDのコントローラからもモータを回転させられるのだろう。

RUNランプの点灯中はVFDの冷却ファンが回転し始め、電流表示がモータ停止中も0.1Aを表示するので、1にしておく方がエコ。

P0-001:0 Select frequency source. 他の設定値だとアシスタントソースといって入力信号の合計ができるらしい。試したらつまみで設定した周波数に加え、Mach3からのモータ回転指令で回転数が増加した。0でいいようだ。

P0-002:2 Main frepuency source x selection. 2はAIN1。信号の入力を選ぶ。デフォルトは0だが、0だとポテンショメータで周波数を調整する。

P0-007:400 最大周波数。

P0-009:5 目標周波数までの加速時間。デフォルトは8だったがちょっと早くした。

P0-010:5 目標周波数までの減速時間。デフォルトは8だったがちょっと早くした。

P0-011:9 動画の通りにしておく。

P0-012:400 動画の通りにしておく。

P0-024:400 AINの最大電圧を入力したときの出力周波数。

おわり

基本の設定は上のとおりでいいようだが、事の始まりのエラーは解決していない。

E004というエラーは取説によれば

DC bus under-voltage fault
Network voltage is too low. Inspect input voltage.

とのことで、

コンセントからの電力を直流に変換しインバータで交流に戻しているうちの直流電圧が下がったことによるエラーらしく、要は電源電圧が落ちたら出るらしい。

購入時、200V台か100V台か選べたので100V台のものを買ったはずだが、アメリカなどの120をターゲットにしているせいで100Vの日本だと電圧が不足しやすいとかがあるのかもしれない。

あと、今思えば同じコンセントに接続された掃除機をときたま動かして切削中に切子を吸ったりしていたのも悪いのかもしれない。(でも掃除機のスイッチを入れたとたんにエラーが出たわけではない)

一回しか見ていないエラーだが、これ以上出るようならトランスで電圧を上げるか、モータの消費電力を少なめになるような設定があればそういう対処が必要なのかもしれない。

 

Pixel 10 pro XLを買った話

まえがき

Pixel 3 XLを買って7年、ついに機種変更をしました。

Pixel 10 pro XLへのジャンプアップです。

3はストレージ128GBのものを使っていてほぼ満杯ではあったものの7年の使用にギリギリ耐えたので、今回は256GBとしました。

発売前の特別オファーのキャンペーンに参加していたので1万円引きの182900円です。

Pixel3XLは131000円だったのでずいぶん物価の高騰を感じます。

とはいえPixel3XLは後傾の小さいシングルカメラだったのに対し、10はトリプル、

液晶は3がXLでもが6.3インチだったのに今では10の小さい方でも6.3インチ、XLなら6.7インチと、高機能化、大型化しているので性能向上と値段が比例していると思えばそんなものなのかもしれません。

そんなわけで、近年のスマホを使っている人にとっては当たり前かもしれないこともいちいち拾うタイムスリップした原始人のようなレビューを書いていきたいと思います。

到着

8/28に手元に届きました。

カッピョイイーッ

保護

バイスはフルガードするのがモットーです。

スマホと同時に届くようにあらかじめ注文しておきました。

ケース

Pixel3のときにお気に入りだったSpigenのタフアーマーが最高なことはすでに知っているので、迷いなく購入します。

このスマホはカメラ部分の飛び出しがスゴイですが、ケースより低くなるので安心です。その代償として本体の厚みはだいぶ増えます。

レビューによれば10ではないPixelQiの高速充電が高速でなくなるというものが見られましたが、高出力のQi充電器は持っていないので試せません。

Ankerの10WのQi充電器は特に問題なく充電できました。

クイックタップという、背面を指先で2回たたくことでアクションを実行できるジェスチャーがあるのですが、これは使えなくなりました。

中高一本拳の2コンボを喰らわしても一切動じません。

逆に言えばケースの防御力がチャチなものではないという証明ともいえます。

と思っていましたが、不意に反応したのをきっかけにケース付きでも反応する場合があるのか、と何度か試しているとコツがあるようで、軽い力でも何度かトライすればクイックタップを検出させられるようになってきました。

液晶+カメラ面保護フィルム

液晶+カメラ面のフィルムもSpigenの方が安心かと思いましたがちょっと値段が張りすぎるので評価が比較的高くて値段の安いこれにしました。

ケースとフィルムのフチが干渉して浮いてしまう心配をしていましたが問題ありませんでした。しかし、クリアランスは見た感じコンマ以下です。

この商品はガイド付きなおかげもあって助かりましたが、フィルムがスイッチ側に寄ると、押したときにわずかにケースがたわむため干渉する恐れがあります。

さらに、カメラフィルムも多少厚みがあるためケースより飛び出てしまうかもと思っていましたが、うまくケースのふちの内側に収まっています。

指紋の登録も問題なく終えられたので、完璧といっていいでしょう。

画面ロック

指紋認証

今どきは当たり前かもしれませんが、Pixel3は背面センサーだったので机に置いた状態で解除することができず、不便なところもありましたがPixel10は画面で認識できるのでずいぶん楽になりそうですが、その前に顔認証が働いてくれて、画面を触る出番はあまりなさそうです。

顔認証

Pixel何からか知りませんが、3にはなかった顔認証が搭載されました。前述の通り非常に便利です。

スムーズさも他機種との比較はできませんが遅くは感じません。

スマホを持ち上げた時に画面がオンになりますが、そのときに顔認証できればロック解除されます。横顔や、目を閉じたり、極端に上下させた状態では認証が通りませんでした。

一度認証が通らなかったらその後画面に向きなおったり目を開けても通らず、いったん画面をオフにしないと再認証しません。

実使用でそういうことはあまりなさそうですが、iPhoneなどはどうなのでしょうか。

そのほか、眼鏡着用で登録しましたが、眼鏡を取っても問題なく認証します。コンタクトを使うときもあるので助かります。

カメラについて

ナウなスマホの象徴とも言えるマルチカメラです。

通常のカメラと5倍の光学ズーム、超広角の3つらしいです。

ズーム

Pixel3XLとPixel10proXLの比較

Pixel3のズームは最大7倍だったので、同じ倍率で比較してみました。Pixel10の方は12MPに設定しているので、両者の解像度はほとんど同じです。

当たり前ですが光学ズームのおかげでずいぶん違います。

30倍ズーム

30倍ズームのRAW(左)とAI補正(右)です。

RAWはそのままのファイル形式ではアップロードできなかったのでJPGに変換していますが、元ファイルと見た目はそう変わりません。

RAWを保存する設定にしていないと残りませんが、補正されたjpgが3072*4080のサイズで1.25MBなのに対し、RAWのdngファイルは456*604しかないのに5.13MBもあるので常時RAWを保存していたらすぐにストレージが満杯になるでしょう。

当初、RAWの解像度がなぜこんなに低いのかと思いましたがデジタルズームだからですね。

 

補正後のものは確かに見やすくはなっていますが、AI感はしっかりあります。もうすこし小さい字をより高い拡大率で写せばいわゆる異世界文字になるでしょう。

100倍ズーム

そして新機能の100倍ズームです。

手振れはなかなかシビアですが、手振れ補正がずいぶん頑張ってくれていて、静物なら注意深く画面をタップすれば狙った場所が撮れます。

音量ボタンでのシャッターは無理そうでした。

左から補正、Original、RAW

やはり一番左の画像は謎の文字が生成されています。

RAWを保存する設定にしなくても、Originalとファイル名に付加されたjpgが保存されるのですが、RAWと比べると解像度も上がっていて、AI補正ではないように見えますが、スムージングなど、何らかの補正が加わっているような見た目になっています。

勝手にAI補正されて本当の写真かのように振舞われるとしたら抵抗があったのですが、これがAI補正でないのであれば腑に落とせます。

この二枚は撮影後に開けば、好きなほうだけを残して削除することもできるようです。

KDX200SRのガソリンキャッチタンクの自作、取り付け

ジムカーナをするにあたってキャッチタンクの取り付けが求められる場合があるので自作してみました。

キャブ車は?倒すと100%ガソリンが漏れるので大切です。

概要

ホルダーは3Dプリンタ(ABS)で作り、タンクはペットボトルです。

ペットボトルはねじ込み式です。邪魔になるときは取り外せます。

とはいえブラケットが邪魔になりそうですが…

初めに作った失敗作はブラケットはもっとスマートだったのですが、取り付け位置的にボトルが地面と擦ってしまったため没となりました。

ペットボトルのねじ込みは、Fusion360の穴フィーチャで1 1/8-8UNのユニファイめねじを作ればペットボトルにフィットします。

ネジがモデル化できるのがFusion360のありがたいところです。

厳密にはペットボトルはネジ山が丸で、形状が違うようですが、ただねじ込む分には問題ありません。

ただ、作ってから気付きましたがペットボトルのキャップをそのまま利用し、キャップそのものを保持するブラケットを作った方が信頼性が高いです。(初めに作ったものがスペース的にギリギリで、キャップ+ブラケットの肉厚分の幅を確保できなかったので3DP部品でめねじを作らなければならないという意識がスペースの制約がなくなってからも残っていた)

ペットボトルは180mlの小さいものを使っています。なんにでも交換できると思いましたが、胴が細めじゃないとフレームなどと干渉してしまうため実質これ専用です。

キャブのオーバーフローパイプとブリーザーホース?(なんのホースか確信がない)を接続しています。
そのため、ブラケット側にも通気口を用意しています。

失敗作

当初、スプロケット下のフレームの三角のスペースにフィットするブラケットを取り付け、下面がツラになるようなものを作りました。

固定もタイラップなので信頼感がある(3Dプリンタ部品のネジ止めの割れなどと比べて)のと、ボトルを外せばジャッキアップなどにほぼ邪魔にならないのは良かったのですが、

この三角の穴はシフトペダルのクランプボルトを緩めるときに工具を通すために必要だったことと、車体の左寄りにペットボトルを垂直にねじ込むため、バンク時の地上高が確保できず、旋回中にペットボトルを擦って穴が開いてしまったため没となりました。

試しに車庫で車体を寝かしたときは地面と触れなかったのですが、実際に走行するとサスの縮みが思ったより大きいようです。

耐ガソリン性について

今回使った材料はどちらも耐ガソリン性の観点で最適とはいえない素材です。プラスチックの耐性表を調べると、だいたい決まったフォーマットがあるのか、下記の四つに分けられます。

◎:全く、あるいはほとんど影響がない

〇:若干の影響はあるが、条件により十分使える

△:なるべく使わないほうがよい

×:著しい影響があるため、使用に適さない

ABSは△です。

PETは資料が少ないですが、○のものと△のものがありました。

ペットボトルの方はガソリンを入れて置いても溶けて穴が開くようなものではないようですし、ホルダーはガソリンに直接触れません。常にガソリンを入れておくものでもないので何とかだろうとは思うのですが、ホルダー側は3Dプリンタ製ということもあって若干不安が残ります。

ガソリン蒸気で問題が出るほどのものなのか、一週間程度ガソリンを溜めたまま放置し、100㎞程度の行動走行と練習会一回分をこなしたあと、脆くなったりしてないかペットボトルに程よく力を入れてみましたが特に何も起こらなかったので一旦は可とみなします。

PETGならまだいいのかなと思いましたがちゃんとした資料は見つからず、試しにChatGPTに聞いたら「PETにくらべてPETGはもっと弱い」とのことでした。

メカニズムを知らないので何とも言えませんがいまいち納得がいきません。

2026/6/11

今のところ使い続けることができており、目立った問題は見られません。

これだけ保てば自作品の耐久としては満足できるレベルです。

KDX200SRのウインカーリレーを自作する(2代目)

まえがき

KDX200SRの純正ウインカーリレーを、ランプをショートさせたときに壊してしまいました。

汎用的な部品でなく、ヤフオクでも手に入らないため自作せざるを得なくなりました。

純正ウインカーリレー周りの回路

しかし、よく見られる2端子のウインカーリレーのように、電源の上流をオンオフしてスイッチで左右に振り分け、下流のランプに流すというシンプルな回路ではありません。

KDXはバッテリーレスのせいかランプが前後交互点滅で、車体の電源は交流です。

いろいろと変わった点が多いせいかリレーには6つの端子があり、内部の回路が推定できません。

この場では、電源を別で確保しなくてはならなかった回路を1代目、

純正のコネクタのみで完結することができるようになった回路を2代目と呼びます。

2代目製作へ

1代目は、ヘッドライトをLED化した後、近いうちに故障しました。

故障はタイマICの破損で、原因は未確定ですが、ヘッドライトでの消費電力が減ったことによる供給電圧の上昇で耐圧を超えたと想定しています。

その後修理しても再発やところどころで不具合があったため、設計からやり直して再製作しました。

1代目は回路に供給される電源がすべてランプを介していることからトランジスタ、IC、リレーを駆動する必要や、ランプの電流をグランドに落とすことから、回路の駆動のための電力が得られないと思っていたため、純正のコネクタとは別に線を2本追加してランプの上流から回路駆動用の電力を得ていました。

この辺もスマートではないためどうにかしたいと考えていました。

そして、ついに純正の6端子のみで完結する回路を考えつき、実現することができました。

自作ウインカーリレー回路(2代目)の能書き

純正が交互点灯であることから発電量と消費量を平均化したい意図が見えることと、純正の雰囲気を残したいので交互点灯を維持することにします。

結果的には回路の電源を確保するためにも交互点灯が必要でした。

雑な手描きの回路図ですが、こういう回路になりました。

回路の動作

スイッチング回路内は車体電源を5Vに降圧する3端子レギュレータ、ウインカーの点滅のためのタイマIC(NE555)、リレーを駆動するためのトランジスタが含まれており、5Vの2回路入りリレーを駆動しています。

交互点灯のため、まず点灯するのは前後のどちらかで、合図にラグが発生します。まあた、一瞬しかスイッチを入れなかった場合はどちらかが点灯しません。

線を繋ぎ変えればどちらが先に点灯するかは変えられますが、走行中より早く合図を気付かせたいのは車線変更時の後続車に対してかなと考えます。

左右の前と左右の後ろを同じ色でまとめているので、後ろのランプの線(多分緑?覚えてない)はNCに接続しています。

電源供給

交互点灯により前後のランプを2つの接点に分けているため、消灯中のランプを介してインジケータランプとスイッチング回路に電源を供給しています。

電源は交流ですがスイッチング回路は直流駆動のためダイオードで半波整流しています。1000μFのコンデンサで平滑していますがアイドリング回転が低いと電量が不足するようで点滅が速くなってしまいます。

ターンシグナルインジケータについて

インジケータは点滅させる方法が思いつきませんでした。スイッチング回路の電源供給と並行して電源を供給するため、ウインカー点灯時は常時点灯しています。

3回路入りのリレーがあれば点滅できるかもしれません。

オイルレベルスイッチについて

インジケータのランプはオイル警告灯と共用されているため、オイルレベルスイッチがオンになったときの回路への影響も考慮する必要があります。

レベルスイッチがオンになるとリレー回路に電源が供給されてしまい、回路が起動してリレーが動き始め、リレーが切り替わった瞬間にオイルレベルスイッチから来た流れが短絡してしまいます。

そのため、インジケータに向かうライン(赤枠から左に出ている線)にもダイオードを噛ましています。

回路図によればオイルレベルスイッチにもダイオードが入っているようなので不要なはずなのですが、テスト当初にダイオードの向きを間違えて付けていて、オイルレベルスイッチがオンになったときにウインカースイッチがニュートラルでも回路が動作していたので、すでにオイルレベルスイッチのダイオードが故障しているのかもしれません。

問題点

・この回路だと、オイルレベルスイッチがオンしているときはオイルレベルスイッチ→各ランプ→グランドと流れてランプがすべてうっすら点灯してしまいます。

間違っても点灯してるようには見えない程度ですが面白くはありません。

・点滅時の”滅”のときもランプはうっすら光ってしまい、完全消灯しない。

スイッチング回路とリレーに電力を供給するためランプには消灯時も電流が流れるせいと思われます。

・インジケータが点滅しない

インジケータはやはり点滅させないと純正の互換とは言えないので今後方法を考えたいと思います。

・インジケータを電球にできない

インジケータは交流対応のLEDに交換して抵抗を大きくしています。インジケータは交流対応のLEDに交換して抵抗を大きくしています。これにより、交流電圧が+のときは電流がスイッチング回路とインジケータに分配されるので、インジケータ側をなるべく高抵抗にしてスイッチング回路側への供給を増やしています。

また、消灯中のランプを通して回路とインジケータに電力を供給しているので、インジケータの抵抗が小さいとウインカーランプに流れる電流が増え、うっすら光る消灯中のランプの明るさが増します。

・球切れ、断線等があるとNO側が点灯せず、NC側がハイフラになる

NC側は回路の駆動に関わらず点灯しますが、スイッチング回路の電力は点灯してないほうのランプを通して電力を供給しているため、球切れ、断線等があると電力が供給されません。(そのはずが、実際には3つのランプを迂回してわずかに電力が供給されるのか、リレーの動作音がしてハイフラとなる)

取付

基板自体が大きくなってしまうのと、オス側コネクタがないため接続部を水やゴミからある程度保護するために車体側コネクタごとケースに入れており、ケースが大きくなってしまいライトカウル裏には収まりません。

やむなく3Dプリンタでなるべくコンパクトに作ったケースに収め、フロントフォークにクランプしています。

フルロック時にギリギリどこにも干渉しないようにはなっています。

純正ウインカーリレーは

純正ウインカーリレーはバイメタル式のリレー?を使っていただろうと思います。

これは回路のに流れる電流で発生する熱で動作するため、ランプに直列に接続されていればよく、電源は必要ありません。

とはいえインジケータの電球に電力を供給しなくてはならないため、ウインカーランプを通って電力が供給されているはずですが、純正ウインカーのときはランプが光っていた記憶がありません。

よくある2端子のウインカーリレーなら、消灯中のランプを並列、直列にフル活用してウインカーランプの一つ一つに流れる電流、電圧を分散しながらインジケータに電力を供給しているため、ランプがうっすら光らないのも納得できるのですが、この車種の場合は上流でウインカーランプのうち2つは使えないことが確定しているので、インジケータに対してウインカーランプを1:1でしか利用できません。

そこのところがいまだに謎のままです。

純正ウインカーリレーが失われた今、それを知る手立てはありません。

RF信号を直接アンテナに入力したら無線送信できるのか

古いゲーム機にはRF端子があります。

外部入力が一般的でないころのテレビでゲーム機の映像と音声を表示させるために、テレビの搬送波に映像と音声を載せて直接テレビアンテナ端子に流し込むことで表示させる方法ですが、当然RF信号はテレビ電波と同じものなので、アンテナに繋げばゲーム機の映像をそのまま送信し、テレビで受信することができるはずです。

 

けっこう前からこの疑問自体は持っていて試してみたいと思っていましたが、薄ら面倒なので手を付けていませんでした。

ググって既にやっている人がいればそれを見て好奇心が満たされる程度のものですが、いつ調べても見当たりません。これから廃れていくであろう古代のテクノロジーなので試してわざわざネットに放流する人はいないのでしょう。

そういうこともあってついに実施しました。


www.youtube.com

 

アンテナは簡単に構成できるダイポールアンテナです。

VHFのCH1にスイッチを設定しています。

このチャンネルの周波数は91.25と95.75MHzだそうなので、波長は3.28から3.13mとなります。ダイポールアンテナの全長は波長の半分なので、だいたい1.6mくらいになればいいはずです。

手持ちのワニ口クリップがちょうど80㎝程度だったので、2本使ってアンテナにしました。

テレビ側も同様のダイポールアンテナを作って床に向かい合わせて貼り付けました。

あとは普通にスーファミの電源を入れるだけです。

詳しくは動画の通りですが、案の定、数十センチ程度ですが無線で送信できることが確認できました。