DT-02用六角ハブフロントアップライトを3Dプリンタで作る

DT-02用六角ハブフロントアップライトを3Dプリンタで作る

(平成29年2月10日の作業ですが更新しなくなったHPから移動しました。)

 

タミヤの2駆バギー、DT-02の六角ハブ化を行います。六角ハブにすることで前輪に四駆用ホイールを取り付けることができ、伴っていろいろなタイヤが使用できます。
この改造は他車種のアップライトを流用したりするのが定番のようですが、
3Dプリンタなどを活用して作ってみることにしました。


純正アップライトの寸法を計測し、置き換えても動作を損ねないような設計を3DCADで行います。

干渉を防ぎつつ、なるべく肉厚にします。各ピンとの位置関係はそのままです。

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ベアリングサイズは標準と同じ1150サイズを使いまわし、本来はホイール内にあるベアリングをアップライト内に配置します。
軸はなるべくただの棒やネジだけで作れるようにしたかったのですが、六角ハブは穴径が5mmから4mmになるような段がついているため、加工された軸か加工されたハブが必要です。簡単に解決できる方法がなにも思いつかなかったので結局真鍮棒を旋盤で段付き棒に削りました。

本来ならホイールの固定は軸の4ミリ雄ネジにフランジナットですが、4mmのダイスがなかったので両端に3mmの雌ネジを切り、
両側からワッシャを入れてネジを締めることでホイールの固定と軸の抜け止めにしました。

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適当設計のあおりを食ったキングピンがただのネジなのは要改善箇所です。タミヤのはとめを入れたりネジ山をつぶすなりしてナックル?の摩耗の対策が必要かと思います。

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タイヤは貰いもののタミヤVパターンブロックタイヤです。直径は110mmで、やってみたかったビッグタイヤ化もしてしまいます。
どういうわけかトレッド面にガムテープが張ってあり、残りカスが張り付いてしまっています。

モータはGTチューンですが、とりあえず一パック分全開走行を行ってみましたが破損はありませんでした。
大ジャンプやクラッシュしてしまうとどうなるかわかりませんが庭を走らせる程度の私にとっては強度は直ちに問題にはならなそうです。

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タイヤが大きくなって目立つのか、設計が悪いのかはわかりませんがバンプステアが大きくなった気がします。