STIなステンシル

マッドフラップを作ってSTIマークのカッティングシートを貼ったが、ひと月と持たず剥がれてきてしまった。より耐久性のある方法として、ステンシルを使ってスプレーで塗るのがいいのではないかと思った。

テンプレートの製作

カッティングマシンがあるなら以前のデータを再度切って、シートの本来余る方を使って型にすればいいのだが、それだと一回しか使えないのでプレートを切って作りたい。

と思ったが、カッティングシートの方が対象物に密着して隙間ができないからそのほうがいい気がしてきた。作った後に書いているのでもう出来上がってしまっている。

工程は、

Adobe Illustratorに元画像を読み込む

②ライブトレースで処理し、アウトラインを抽出する

③dxfで書き出し

Fusion360で読み込み、3Dデータを作成

Fusion360でNCデータを作成

⑥CNCルータでプレートを加工

という流れ。

②まではカッティングマシンでも同じことをしているがCNCで加工するのは初。

この手順を把握しておくことで別のものも作れるようになるのでやっておく価値はある。

illustratorでの作業

イラストレーター、思わぬ経緯で手に入れたもので、せっかくあるなら使おうというノリでたまにしか使わないうえに用途が限定的なのでいまだに使い方がよくわかっていない。

画像を用意して、ライブトレースという機能でアウトラインを抽出する。

画像ベースだと輪郭がきれいにならないことがあるので、うまくいかないときは制御点をつまんだりひっぱったりしてラインがきれいになるように修正する。この作業もこのロゴのデータを作るときに初めてやり方を調べて作業した。

この作業が済んだら、dxf書き出しを行う。

 

なんかよくわからない設定ウィンドウで1単位1ミリメートルに設定しておく。

Fusion360での作業

書き出したdxfをFusion360に読み込む。

イラストレーター側で寸法を調整したりサイズを確認したりする方法がわからなくて調整できなかった。1単位1ミリメートルに設定したが、読み込むと全長が5m近くある。

仕方ないのでFusionのスケッチ修正で尺度を手ごろなサイズになるように小さくしたあと、

読み込んだファイルでそのまま作業すると履歴が編集できなくなるため、スケッチをコピーして別のファイルに張り付けてからモデルにする。

あとは外枠をスケッチして押し出し。

加工データの作成もただの2D輪郭だけなので簡単。

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できあがり。

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ステンシル

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マッドフラップの材料の切れ端にステンシルで塗装してみた。

 

やはり輪郭がざらざらしている。

遠目には分からないかもしれないが近くで見たときに手作り感MAXなので悲しい感じになってしまう。

 

ステンシルでロゴを塗るのはやめておく。

 

ここ最近ずっとロゴをきれいに作る方法を考えていたらふと、単純にカッティングシートのノリ面に強力な接着剤を追加して貼ればいいのではないか?と思いついた。

次はそれを試そう。