GeforceとQuadroを入手したので2枚挿しで併用してみました。
実用上の意味はあまりないですが、ロマンがあるので十分です。
ソフトウェアごとのGPUの使い分け
コントロールパネルを開いて下図のメニューを開くと、プログラムの処理ごとに設定を変更できます。
ただし、ブラウザなどの3Dの処理をあまりしないアプリケーション?ではGPUの使用率が上がりませんでした。
1.カスタマイズするプログラムを選択する
から、任意のプログラムを選択します。
2.このプログラム用の優先グラフィックスプロセッサを選択する
を、一度開いて選択しなおします。(そうしないと設定をいじれない場合があった)
3.このプログラムの設定を指定する
から、GPUを選択できる項目を使いたいGPUに切り替えます。
プログラムによっては選ばせてくれないものもあるようです。
この場合、Fusion 360 をQuadroで処理するように変更しました。
以上です。
メインでCADをしながら動画再生、メインでゲームをしながら動画再生など、それぞれ使うGPUを切り替えられたらベストなのですがそれはできなそうです。
Windows設定→グラフィックパフォーマンスの基本設定からもアプリごとに複数のグラフィックを使用できるという記事を見かけて試してみましたが、選択肢にサブGPUが表示されず、実質使用不可でした。
ディスプレイごとのGPUの使い分け
ディスプレイごとに使用GPUを変える方法がとれれば、プログラムごとにウィンドウを変えれるのでそれでもいいのですが、今のところ方法は見つけていません。
タスクマネージャではディスプレイケーブルをどのグラボに繋いでもサブのグラボの使用率は上がりませんでしたが、NvidiaコントロールパネルのGPU使用率グラフでは、ちゃんとディスプレイの接続先のGPU使用率が上がっていることが確認できました。
ただし、メインのグラボの負荷が減るわけではなさそうです。(詳細は下記記事)
ディスプレイケーブルの接続の分散について
複数のグラボやオンボードグラフィックのディスプレイポートの併用についての記載でよく見るのは、
「ケーブルを刺したGPUが使用されるため、グラボを刺してもマザーのポートにケーブルを刺しているとグラボが活用できない」
「複数のグラボに分散してケーブルを接続すれば、ディスプレイごとに接続した先のグラボが使用される」
というものです。
環境の都合もあるのかもしれませんが、自分の場合は今までいろいろなPCで試して上記の通りになった経験は一度もありません。
ひとつはグラボに2本のケーブルを刺し、マザボに一本のケーブルを刺してトリプルディスプレイとして使用した場合、どの画面にゲーム画面を表示してもフレーム数が落ちたり、ベンチマークスコアが大きく異なることはありませんでした。
今回も、複数のグラボを活用するために2枚のグラボに3つのディスプレイを分散して接続してみましたが、タスクマネージャではメインのグラボしか使用率が上がらず、サブのグラボは0%のままでした。
ディスプレイをまたいでウィンドウを表示することもできるのに、画面ごとに使用するGPUを分けるのは技術的にも難しそうなのでできないほうが自然に感じますが、割とよく見る説なので本当なのか気になるところです。