GDAインプレッサのマッドフラップ、完全に日焼けしてしまっていて細かいヒビと色あせでいかにもボロい雰囲気が出ているので交換することにした。
純正品はあまり見当たらなかったのと、
汎用品はかえって合わせるのが面倒そうだったので
既存のものもあることだし、型をとって自作する。
素材はモノタロウで買った600×900×3mm厚EVAシート赤色。約2000円。安い。
型を取るためにまず既存のマッドフラップを外すが、タイヤがついていると外せない。
工程をよく考えると、ジャッキが一つしかない場合には
一輪浮かし、
タイヤを外し、
マッドフラップを外し、取付け、
タイヤを取付けて、
ジャッキを外す
というのを4回繰り返すことになるので案外面倒な作業だ。
友人にウマを2個借り、ジャッキを2個使うことで四輪浮かせていっぺんに作業することができた。
外したマッドフラップをシートに乗せてペンでなぞって型を取る。シートには裏表があるので「」のように左の型を2個並べてスペース効率を上げ、片方は裏返して使うということはできない。
そうしようとしてうっかりミスしかけた。
切っていくが、通常のサイズのカッターを使ったら切るのにとても苦労した。
腕がプルプルするほど力を込めても一度で完全に切れないし、刃が折れたり刃が滑ったりして危ない。
途中であえなく手をケガしたのでハサミを使った。
頑丈で切れ味のいいハサミを用意すれば、カッターよりも圧倒的に早くて安全に切れた。自分の場合、生花に使うようなハサミがあったのでそれを使った。
小さい曲線は難しいので大きいカッターもあるといいかもしれない。
切り終わったらボルト穴を開ける。
一部を除きM6ボルトで止まっていたので7mmのドリルを使う。
ゴム状の素材にはドリルは刃が立ちにくくきれいな穴は開かないが、
この素材はどうだろうかと思ったが切削性はよかった。
ゴムというよりプラスチックに近い。
もしかしたらエンドミルでもきれいに削れるかもしれない。だとするとCNCでも作れそうだ。
既存のマッドフラップには取り付け穴にかかる切り込み、前輪側の曲げ部の切込み、二段の取り付け穴があるが、
どれも必要性がわからなかったので加工しなかった。
と思ったが、前輪側の曲げ部の切り込みに関しては、
曲げ部によって無駄に強度が出てしまい、地面にぶつかったときや走行風を受けたときにマッドフラップがなびいて力を受け流すことが出来なくなるのを防いでいるのかもしれない。
ボルト部の切り込みについては、マッドフラップが何らかの力で強く引っ張られたとき、ボルトが切り込みを通り抜け、インナーフェンダーごともぎ取られる前にマッドフラップだけが外れてくれるためのものなのかもしれない。
と、今これを書いていて初めて考えついた。
我ながら説得力のある考察だ。
しまった。。。
今度のタイヤ交換のときにでも追加工することにしよう。
ともかく完成したので取り付けた。
色あせたパーツの色が復活すると見栄えがだいぶ違う。
まだ完成ではない。元のマッドフラップにはSTIのロゴがあったのでそれもちゃんと作っておかなくてはならない。見栄えに重要なところだ。
自分のインプレッサ車体はSTIではないのでSTIにするか「SUBARU」の文字やスバルエンブレムにしようか迷ったがそのままSTIにしておくことにした。
STIでないWRXに取り付けた自作のマッドフラップに自作のSTIステッカーを貼り付ける。もはやどこにも真実はない。
ロゴはカッティングマシンで作った。
このEVAシートは片面がデコボコしていて、
その面をを外側に使ったのだがめちゃめちゃシートが貼りつきにくかった。
何度もカッティングシートがアプリケーションシートに持っていかれて苦労したが何とか貼り付けた。
じっくり見ると切断面のガタつきとかが気になるかもしれないがおおむね満足のいく結果が得られた。