KDXのホイールを二種類用意するにあたって、タイヤ径、スプロケットの違いでチェーンが使いまわせなかったので新しくチェーンを用意する必要がありました。
そこで、Amazonで激安のSFR製(メーカーなのか商品名なのか不明ですが)シール付きゴールドチェーンを用意しました。
下の写真のDIDチェーンと比較して半値で買えます。
既存のDIDのシルバーチェーン(520VX2)と比較してSFRのチェーンがどういうものなのか、数点気づいたことがあるので誰かの参考になることを期待して書いてみます。
シールの違い
シールは普通のOリングです。
DIDはX断面のリングで、耐久性向上とフリクション低減を謳っているのでこの部分は差といえます。
メッキについて
DIDでは値段が高かったのでシルバーチェーンにしましたが、SFRは断然安いのでゴールドチェーンを選択しました。
もしかしたらメッキが実は塗装だとか、速攻剥げる可能性を懸念しましたが、100km以上走ってみましたが目立ったダメージはありません。それなりにちゃんとメッキされているようです。
見ためもきれいなのでコスパが高いです。
重量
ここが一番大きな差で、DIDの優位性が浮き彫りになる部分でした。
SFRゴールドチェーンは108リンク、
DIDシルバーチェーンは110リンクですが、チェーン単品の重量を測ると、
このように、圧倒的な重量差があります。2リンク少ないにもかかわらずSFRは約20%の重量増です。回転部分に500g近いウエイト追加はいろいろ影響がありそうです。
よく見ると、DIDは外リンクのプレートが少し小さく、くびれも大きく見えます。
測ってみると下の表のように、明らかに大きく厚い部品で作られていました。
DIDの方はつばきのRS50などの、JIS準拠の50番のチェーン(バイク用でいう530チェーン)に近いプレート寸法で、SFRのチェーンがむしろ大きめに作られています。
DIDや50番のチェーンは内リンクの方が大きめに作られていますが、SFRのチェーンは外リンクと内リンクが同じ大きさで、
SFR内リンク=DID内リンク=SFR外リンク>DID外リンクというような関係です。
材料の信頼性の都合などでサイズを上げざるを得ないのかもしれません。
こうして並べてみると、規格がひとつ上なんじゃないかと思うほど見た目の大きさが違います。
重さは大きく違うものの、用途的にチェーンを換えると同時にタイヤホイールも変わってしまうので自分にはいまいち違いは体感できませんでしたが、心情的にはあまりよくありません。
とはいえなんと言っても半額なので、のんびり走る人や排気量に余裕がある場合は選んでもいいと思います。
その他
SFRのチェーンはジョイントリンクが二個付属していたり、クリップもメッキされています。
DIDのスナップピンは黒色で、ジョイントリンクは一個です。
個人的にはどうでもいいですが、人によっては嬉しい部分かもしれません。