KDX200SR 自作ウインカーリレー

KDX200SRのウインカーの位置を変えたくて、カウルにマウントされていたウインカーをフレームから伸ばした鉄ステーに固定したら、ランプのグランドがマウントの金具に通じていたため、フレームを通してショートさせてしまったらしく純正リレー回路が壊れてしまった。

仕方がないので配線図を読んでウインカーリレーを自作した。

純正ウインカーリレー回路

純正のウインカーリレーの回路が全く意味がわからない構造だった。

電源をウインカースイッチで左右に振り分け、リレーを介してウインカ―ランプを点灯してグランドに落とすというのがシンプルな回路だと思うが、

KDXの回路はそうではなく、電源をスイッチで左右に振り分け、ウインカーランプに入り、ウインカーリレーユニットを通してグランドに落とすという構造だった。

そして、メーターのウインカーインジケーターはウインカーリレーユニットを通して電源が供給される。

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 つまり、この汚い図のような回路になっている。

不可解なのは、インジケータランプの電源供給は必ずウインカーランプと直列でしかされないというところで、そんなことをすれば分圧されてウインカーランプ、インジケータランプのどちらも暗くなってしまう。

KDXの電源は交流なので、ダイオードを噛ましてプラスをウインカーに、マイナスをインジケータに振り分けているのか?と思ったが、閉回路を構成するには必ずウインカーランプを通らなくてはならないので同じことだ。

ド素人なので全然わからない。

純正リレーをばらして探ろうと思ったが、樹脂が充填されていて見られなかった。

もしこの記事を読んでいる人がいて、俺は知ってるぜと思った方がいたら教えてください。

自作ウインカーリレー回路

純正リレーを再現することはできなそうだ。

ということで、独自の方法を考えなくてはならない。

バイメタル動作のリレーなんて当然作れないので、タイマーICでリレーを駆動することにする。

しかし、交流電源のKDXの中で直流電源を確保しなくてはならない。

 やむを得ず、回路内に整流回路を持つことにした。

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手書きを撮影は見栄えがよくない。
でも回路図を書くソフトを使おうとしたことがあったがだいぶ面倒だった。

どうせ自分でユニバーサル基盤にはんだ付けするだけなので手の込んだ図面は必要ないし。

仕様は、

・方向指示器の点滅速度は毎分60~120回であることと保安基準に定められているため、周波数は真ん中ねらいの1.5Hzとする

・純正ウインカーリレーは前後が同時点灯でなく、前後交互点灯のため、純正を尊重して交互点灯とする(純正でバッテリーレスなので、点灯時の消費電力の負荷変動を小さくするためでもある)

NE555を周波数1.5Hz,デューティ50%に設定する。

抵抗値、静電容量はElectroDroidというアプリを使って決定した。

四代にわたって自分のスマホにインストールされている便利アプリ。

 

完成。

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リレーがやたらとでかいのは12Vの二回路入りC接点のものが手持ちにこれしかなかったから。交互点灯にするために二回路入りにする必要があるが、同時点灯なら一回路でいい。

KDXにはモノをしまうスペースがぜんぜんないので小さくできるならそのほうがいい。

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もとのコネクタに平端子をかしめて差し込み、ケースに回路を入れてステムとフォークのチューブの間に突っ込んだ。

同時点灯か?交互点灯か?

実はウインカーリレー自体は数年前すでに作っていて、この記事は配線切れの修理のついでに書いているのだが、

配線切れによってリレーが停止してウインカーが点滅しなくなったとき、人力でウインカースイッチをオンオフすれば周囲に進行方向を伝えられるが、交互点灯の場合は前後のどちらかしか点滅させられないデメリットがあることに気づいた。

そのリスクを考慮するなら同時点灯になるように配線することをおすすめします。

 

 

両手でマウスを使いたい

家でも仕事でもマウスを持ちっぱなしなことが多いので、最近はしばらく使っていると手がダルくなってきます。

そこで、マウスを両手で使えるように練習して負担を分散できるようにしたいと思いました。

両手にマウスを持ち、片方のマウスに全く別の機能を持たせて使うという話ではないことをあらかじめ言っておきます。

方法

左右どちらとも人差し指で決定(右手操作で言う左クリック)、

中指でメニュー(右手操作で言う右クリック)になるようにしたい。

しかし、Windowsの設定ではマウスはすべて一括で設定されるため、

主と副のボタンを入れ替えると右手側のマウスのボタンも入れ替わってしまいます。

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これを解決する方法をさがします。

左利き用マウスは使ったことがないですがWindowsの設定を変えなくても右ボタンが左クリックとして機能するのでしょうか。

だとすればそれが一番手っ取り早いですが、あまりお金は使いたくないし、やっすい3ボタンマウスは左右対称形状なので左手用になりますし、マウスをアップグレードするたびに余りがちなのでこれを活用したいです。

ゲーミングマウスを使う

ボタンの割り当てを変更できるソフトを持っているゲーミングマウスなら比較的簡単に解決できます。(欠点あり)

自宅のPCはロジクールのG502を使っているのでこれを右手用として、G HUBでプライマリクリックとセカンダリクリックを入れ替え、さらにWindows側で上記の設定画面のように主と副のボタンを入れ替えるチェックボックスにチェックを入れます。

こうすることで右手側マウスは逆の逆で現状のまま、

左手側に用意した普通のマウスは単純に逆となり、左手の人差し指側が主ボタンとなります。

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欠点としてはG HUBが停止すると設定が無効になるほか、

Mouse Without Bordersとの併用時に都合が悪いので使うのをやめました。

フリーソフト(EitherMouse)を使う

現時点で最高のソフトです。

EitherMouse - Multiple mice, individual settings...

設定画面が現在触っているマウスごとに変わってくれて、それぞれ個別に設定できます。

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左のマウスを触っているとき

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右のマウスを触っているとき

Swap Mouse Buttonのチェックを入れると左右のクリックが反転します。

mouse1を左手で使っているので、mouse1のボタンを反転しています。

 

Mirror Cursorsというチェックボックスがありますが、これがほかにないクールな機能で、ここにチェックを入れると、通常左に傾いているマウスカーソルの矢印が、マウスを持ち換えたときに反転して右に傾いてくれます。

左手でマウス操作しているときはカーソルの向きに微妙に違和感があるので気の利いた機能です。

マウス速度もそれぞれ変えられて、左右で異なるマウスを使うことによるセンサー感度の差も埋められます。

Mouse Without Bordersとの併用

自分の環境では1セットのキーボードとマウスをLANに接続された複数のPCで共有する、MouseWithoutBordersというソフトを使っていて、デスクトップPCに接続したマウスとキーボードを、手元のタブレットPCでも共有しています。

 EitherMouseを使ったうえでMouseWithoutBordersを併用すると、

ボタン操作がEitherMouseで反転されてからMouseWithoutBordersを介してクライアント側PCに信号が行くようで、反転したボタンの設定がタブレットPCにも引き継がれる形となります。言うことなしです。

流石にカーソル画像の左右反転は反映されませんがそれは気にしません。

フリーソフト(Nadesath)を使う

 

EitherMouseに出会う前はNadesathというソフトを使っていました。

これもマウスごとに設定を変更できます。

https://www.vector.co.jp/soft/winnt/util/se441127.html

インストール後起動すると以下のようなウィンドウが開きます。

マウスを触るとそのデバイスがピンク色にハイライトされるため、設定を変えたいマウスを少し触って確認してください。

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ハイライトされたデバイスをダブルクリックすると設定ウィンドウが開きます。

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「ボタン」タブから左右のボタンを入れ替えるとボタンが入れ替わります。

その他いろいろ設定できるようですが試していません。

 

マウスごとに設定を変更できていいソフトだったのですが、

「グローバルなんちゃらがタイムアウトしました」とかいうエラーが出てソフトが落ちまくり、しまいに応答なしになってプロセスが削除できなくなったので使うのをやめました。

Mouse Without Bordersとの併用

1セットのキーボードとマウスをLANに接続された複数のPCで共有するMouseWithoutBordersというソフトを使っているのですが、

デスクトップに接続したPCをMouseWithoutBordersのサーバーとし、

(多分このソフトは接続されたPCはすべて対等の立場ですが便宜上)

今回MouseWithoutBordersのクライアント側としたノートPCにNadesathをインストールしました。

ノートPCのタッチパッドを通常通り右利き用に使いノートPCに接続したマウスを左手用に設定したところ、

デスクトップPCのマウス(右手用G502)を使ってノートPCを操作したとき、ノートPCに接続したマウスの設定を引き継いでしまうようで、ボタン操作が逆になります。

・G502を直接ノートPCに接続すると左ボタンで右クリック(G502のオンボードメモリのため)

・G502をデスクトップに接続してMWBを介してノートPCを操作すると左ボタンで左クリック

・G502をデスクトップに接続し、ノートPCでNadesathを起動してMWBを介してノートPCを操作すると左ボタンで右クリック(Nadesathを終了すると左ボタンで左クリックに戻る)

デスクトップPCのマウスを動かしても上記のウィンドウでハイライト表示はされないので設定の変更のしようがありません。

また、ノートPC側を一度電源切って再び起動すると、ノートPC側のマウスカーソルが表示されず、MouseWithoutBordersで接続されたデスクトップPCのマウスのカーソルが大きめに表示されるという現象が発生しました。

MouseWithoutBordersを起動しなおすことでカーソルの問題は解決しましたが、起動時には毎回起きるようです。

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大きくなったカーソル

カーソルを写そうとスクリーンショットを撮りましたが、普通はカーソルはスクショに写らないので、そもそもマウスカーソルがスクショに映りこむこと自体が異常です。

マウス関係のソフトを併用する場合は不具合が出るかもしれません。

左手用マウスを使う

若干当初の趣旨とは外れますが、

・左手に使っていた安物のマウスが壊れた

・右手マウスの戻る進むボタンを左手でも使いたい

トラックボールを使ってみたい

などの理由から、左手用のトラックボールマウスを買いました。

Windowsで設定を変えてね」などという手抜きの商品があるのかはわかりませんが、本品は当然のように人差し指側ボタンを左クリック、中指側ボタンが右クリックとして認識されるため、何の設定をすることもなく両手でマウスを使えます。

MouseWithoutBordersがコントロールパネルのマウス設定を勝手に変更している

後でわかったことですが、おそらくMouseWithoutBordersは接続されたクライアントPCのコントロールパネルのマウス設定を、サーバ―側PCのマウスの設定に合わせて強制的に変更しているようです。

ノートPCをシャットダウンして再度起動したあとにコントロールパネルでマウスの設定を確認したところ、シャットダウン前後で設定が変わっていることが確認できました。

 

つまり、MouseWithoutBordersに接続しているPC1とPC2があるとして、PC1だけコントロールパネルでクリックを反転しておくということができず、すべてのPCでコントロールパネルのマウス設定を共有することになります。

そのため、最終的にコントロールパネル設定でマウスボタンの反転の帳尻を合わすような使い方はできません。

 

 

 

 

タミヤDT-02をクローラ(キャタピラ)化してみる

京商リザードのクローラベルトだけをセットで入手しました。

サイズ感がちょうどよかったのでDT-02に取り付けられるように改造してみます。

 

自分が作るものの中では比較的面白いかなと思ったので動画を作ってみました。

ひと月で再生数驚きの30回。壊滅的。

製作

だいたいのものは3Dプリンタで作っています。

とても便利です。3Dプリンタがなかったら作ってません。

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旋回

前輪に左右が独立したブレーキを取り付け、デフを強制的に働かせて旋回させます。

このため、超信地旋回はできません。

ホイールの内側をドラム代わりに使ったドラムブレーキのような構造です。

ブレーキシューにアルミ板のレバーを付け、ステアリングサーボでワイヤー(針金)を引くことで動作します。

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ブレーキの動作 ワイヤーを引くと開く

アップライトはナックルのない固定のものを作って交換しています。

スプロケット

前輪にブレーキをつけたため、デフを働かせるにはベルトを介して後輪までブレーキ力を伝えなくてはいけません。

そのため、前後ともスプロケットホイールにする必要があります。

流用できそうなものはないため、1から3Dプリンタで作りました。

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造形の仕上がりは汚いですが機能に関わるところは影響がないようにしてます。

 

ジオメトリ調整

ジオメトリ調整っていう言葉が正しいかわかりませんが、

前後のトー角をゼロに修正する必要があります。

フロントはステアリングタイロッドの締め具合で調整しますが、

フロントのアップライトはすでにブレーキをつけるため、タイヤが左右に動かないようにするために、リアと同様なナックルのないものに変えているので必要ありません。

リアはトー角をつけるため、サスアーム車体側とアップライト側のピボット軸同士がハの字になっています。

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刺さっているシャフトは100mmなので、3%の勾配がついています。

平行なものを3Dプリンタで作り直します。

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ついでにダンパーの取り付け点を内側に一個増設し、ストローク増加とベルトとばねの干渉を回避します。

アンプ、モータ変更

モータは標準装備のRS-540SHでしたが、旋回時にトルク不足でスト―ルしたため、

モータをスーパーストックRZに、アンプはターン数無制限のキーエンスA-07Vに変えました。

キーエンスってあのキーエンス?と思いましたがそのキーエンスでした。

BtoB製品しか作ってないイメージでしたが、現在はホビー向けはアキュバンスというブランド名に変わっているようです。

完成

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実はこの写真は実験中のときのものでタミヤのタイヤとホイールを使っています


単純にクローラ幅がタイヤよりも広いので、深い草むらでも沈まず、草に乗り上げるのでボートのような挙動で速いです。走破性もよくなって面白いです。

デフを使った旋回も思ったよりうまくいき、プロポの微妙な操作による旋回半径のコントロール性は高いです。

 

問題としてはブレーキが弱く、アスファルトではブレーキが負けてうまく旋回できません。

手で動かそうとしたときはこれ以上は壊れるのでは?と思うほど力をかけても滑らないのですが思った以上の力がかかっているようです。

その他あまり良くない部分もあるのでいずれ直したいと思っています。

 

いちばん問題になったのはやはりクローラ外れで、たまに外れるくらいは良いんですが、市販品だったら許せないくらいの頻度で外れるので楽しさに思いっきり水を差されます。

外れる原因をいくつか考えてみましたが、

ひとつはホイールが完全に平行でないことが考えられます。

車体から左右にアームが伸びてホイールがついているため、

クローラに張力がかかったときには結構なモーメントが働いて

前後のホイールを引き寄せるような力がかかっていそうです。

そうすると平行だったアームがハの字になってホイールも傾くことでクローラが外れるのではないでしょうか。

クローラが内側に外れたことは一度もないので、この説を裏付けられると思います。

今後の課題です。

 

STIなステンシル

マッドフラップを作ってSTIマークのカッティングシートを貼ったが、ひと月と持たず剥がれてきてしまった。より耐久性のある方法として、ステンシルを使ってスプレーで塗るのがいいのではないかと思った。

テンプレートの製作

カッティングマシンがあるなら以前のデータを再度切って、シートの本来余る方を使って型にすればいいのだが、それだと一回しか使えないのでプレートを切って作りたい。

と思ったが、カッティングシートの方が対象物に密着して隙間ができないからそのほうがいい気がしてきた。作った後に書いているのでもう出来上がってしまっている。

工程は、

Adobe Illustratorに元画像を読み込む

②ライブトレースで処理し、アウトラインを抽出する

③dxfで書き出し

Fusion360で読み込み、3Dデータを作成

Fusion360でNCデータを作成

⑥CNCルータでプレートを加工

という流れ。

②まではカッティングマシンでも同じことをしているがCNCで加工するのは初。

この手順を把握しておくことで別のものも作れるようになるのでやっておく価値はある。

illustratorでの作業

イラストレーター、思わぬ経緯で手に入れたもので、せっかくあるなら使おうというノリでたまにしか使わないうえに用途が限定的なのでいまだに使い方がよくわかっていない。

画像を用意して、ライブトレースという機能でアウトラインを抽出する。

画像ベースだと輪郭がきれいにならないことがあるので、うまくいかないときは制御点をつまんだりひっぱったりしてラインがきれいになるように修正する。この作業もこのロゴのデータを作るときに初めてやり方を調べて作業した。

この作業が済んだら、dxf書き出しを行う。

 

なんかよくわからない設定ウィンドウで1単位1ミリメートルに設定しておく。

Fusion360での作業

書き出したdxfをFusion360に読み込む。

イラストレーター側で寸法を調整したりサイズを確認したりする方法がわからなくて調整できなかった。1単位1ミリメートルに設定したが、読み込むと全長が5m近くある。

仕方ないのでFusionのスケッチ修正で尺度を手ごろなサイズになるように小さくしたあと、

読み込んだファイルでそのまま作業すると履歴が編集できなくなるため、スケッチをコピーして別のファイルに張り付けてからモデルにする。

あとは外枠をスケッチして押し出し。

加工データの作成もただの2D輪郭だけなので簡単。

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できあがり。

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ステンシル

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マッドフラップの材料の切れ端にステンシルで塗装してみた。

 

やはり輪郭がざらざらしている。

遠目には分からないかもしれないが近くで見たときに手作り感MAXなので悲しい感じになってしまう。

 

ステンシルでロゴを塗るのはやめておく。

 

ここ最近ずっとロゴをきれいに作る方法を考えていたらふと、単純にカッティングシートのノリ面に強力な接着剤を追加して貼ればいいのではないか?と思いついた。

次はそれを試そう。

インプレッサのランプ類の交換(GDA-F)

今回交換するのはナンバー灯、ポジション、バックランプの三か所。

これをLEDにする。

2022/3/19追記

交換から約一年半が経って、車検の時期になったが車検にも無事通ったため明るさは問題なし。さらに交換から二年弱経ってこの追記を書いているが球切れなどもないので、耐久性も初期不良レベルのものはないと言えそうだ。

2023/2/27追記

バックランプの片方が光らなくなった。ギヤを入れ直すと光ることもあるがすぐに消える。2020/3/28に購入したので、3年弱の寿命となった。

片方は問題ないため品質のばらつきによるものと思われる。

ナンバー灯

ナンバー灯にはこのバルブを使う。二個あれば足りるのだが、十個入りのものが安かったのでこれにした。ポジションランプにも同じものを使うことにする。

 

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電源装置で点灯確認すると、12Vで90mAくらい。全然2Wじゃない。

 

ナンバー灯はあまり大きなものを使う人はいないと思うが、差し込んだ時のソケットからの飛び出しがあまり大きいとカバーが取り付けられなくなるので注意。

ナンバー灯の保安基準は、白色で、20m先からナンバープレートの情報が全部見えること、かつナンバープレートの各部で20ルクス以上の照度のムラがないこと。

作業

交換はプラスドライバー一本あれば特に苦労もなく可能。

バンパーを下からのぞき込み、二つあるカバーのネジを二本ずつ外し、

電球を引っこ抜いて差し込むだけ。

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カバーを取り外し、LEDに差し替え済みの図

 

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変更前。


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変更後。妙なムラもなく、明るさも大きくは変わっていないのでよさげ。

ポジションランプ

バルブはナンバー灯と同じものを使う。

 

ポジションランプにはヘッドライトの代わりになるくらい明るいものを使うつもりだったので、リフレクタやソケットとの干渉を注意しなくてはならないと思って測ったが、結果的には明るさの上限があることを知って普通のサイズにしたので考えなくてよくなった。

 

 

ポジションランプの保安基準で気を付けるのは白色で300カンデラ以下であること。

ハロゲンランプの発光効率が20lm/W(wikipedia調べ)であることを適用すると、5Wの純正バルブは100lmということになるが、このLEDは240lmを謳っているので基準に収まるか不安だ。

純正電球は車内に保管しておいて車検時には車屋にそれを伝えて対応してもらおう。

 

作業

作業前、片方がちょうど切れていることに気づいた。

 

ポジションランプの交換は、左はエアクリーナーのダクト、右はウォッシャー液の注ぎ口をどかせば、なんとか手が届く。

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ソケットの外し方はソケットをつまんで45度ほど回すだけでいいが、母指球と第一関節が上のフレームと当たって手が動かせなくなる。

外すコツは手の小指側を上に向け、親指を下にし、なるべく手が水平になる体勢をとること。

そうするにはエンジンに腹這いになるような格好でリレーのバトンを受け取るときのように腕を後ろに伸ばさなくてはならない。

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この状態でソケットをつまめば回すことができる。

 

これはもうひとつのアプローチ方法。

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腕を下から突っ込むことで親指が入るスペースを作っている。
右側は緩める時と閉める時でこの二種類のスタイルを使う必要がある。

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片方だけ交換したあと。

このLEDには極性があるので締め直す前に点灯確認をした方がいい。

間違っても逆電圧で壊れはしなかったので心配はない。

 

明るさは微増、色はLEDという感じで自然なレベルの変化でいい感じだ。

多分車検も通るだろう。

バックランプ

バックランプに使うバルブ。

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12Vで1.8Aくらい。この商品はウインカー用のオレンジ色のものもある関係で、ハイフラ防止に消費電力を合わせてあるらしく、表記通りの消費電力になっていた。

レンズの下のリング状のパーツはアルミ(差し込み部はプラ)だがすぐに熱くなってくる。いつまでもつか。

 

 バックランプの保安基準は白色で、他の交通の妨げにならないこと。くらいが交換時の注意点なので、明るいものにした。

意義としては他車に後退していることを知らせるだけでいいのかもしれないが、純正だと街灯のない道で後退するときに何も見えない。

 

選定時のサイズ的な制約は、レンズ内も広く、多少全長が長いものでも入りそうなので特別の注意は必要なさそうだ。

作業

取り付けはトランクを開け、二か所の固定を外してランプ裏の内張りをめくれば、スペースもあるので簡単に交換ができる。

上はプラピン、下はボディから飛び出たネジにプラカバーとトランク内張りが共締めされていた。厳密には中古のせいかナットはなく、ネジにただ引っ掛けられていた。

ソケットはポジションと同じくひねるだけでとれる。

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片方だけ取り替えた写真。

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明るさは段違い。これなら暗い道でバックするときも見やすくなりそうだ。

 

インパクトドライバ用ビットホルダを作る

インパクトドライバを使うとき、複数のビットを使うとつい足元に置いていったりして忘れ、次使うときに回収しに行ったりしなくてはならないことが多いのでインパクトドライバにマウント可能なビットホルダを作った。

腰に掛けるためのフックを取り付けるベースがグリップ下左右にある。

片側はすでにフックが取り付いているので、その反対側にホルダーを取り付けることにした。

ブラケットはある程度強度が必要そうなのでアルミ板で作る。

ホルダ自体は3Dプリンタで作り、ネジで固定する。

久しぶりにCNCの出番である。

大学四年の頃ならこの程度のものは一年戦争ジオン軍なみのサイクルで自作していたが就職してからは見る影もない。

 

一週間、実作業時間は2時間ほどかけてモデルを作り、翌週にようやく現物を作り始められた。

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たまにしか使わないとCADもCAMもCNCの操作も忘れかけてしまう。 

ブラケットはインパクトドライバ側に固定用のスリットがあるのでそこに刺さるように曲げる必要がある。

板はt2だが少し厚すぎたようで刺さるのに抵抗がある。t1.6に合わせたすきまのようなので、アルミ板を使うならt1.5を使った方がよかったようだ。

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デザインのイメージはこれ→f:id:drops662:20200209024154j:plain

イメージどおり、前方斜め上向きに穴が向くようにしたかったが、

寸法を間違えてホルダーが地面につかえてしまったのと、ビットが思いのほか取り出しにくかったので向きを90度変えて固定し直した。

 

ホルダーは穴の内側に出っ張りを設け、側面に空いた長いスリットによって筐体全体がばねとして働くことでビットがカチッとはまることを目論んだが、

ビットが自重で落下するようなことはないものの、いまいち手ごたえが良くなかったので作り直したい。

 

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 ソケットを取り付けるとこんな感じ。

こう見るとグリップを握ったとき邪魔そうだが、そうでもない。

とりあえずしばらく使って気に入らないところがある程度出たら直そうと思う。

 

Amazonで買った充電式ランタンの比較

よさげなランタン

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Amazonでよくわからないメーカー名で売られているランタンを買った友人から、現物を見せてもらったらけっこう便利そうなので買ってみた。

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商品概要

このランタンの何が良いかというと、配光と充電式という点、USB電源の供給ができることだ。

普通のランタンの形状だと、円筒状のカバーの中に光源があって上下は蓋や本体があるため、円筒面方向に斜め上~斜め下の配光となり吊るして使う場合には一番照らしたい地面は照らしてくれない。

しかし、この形状なら底面にランプがあり、水平方向~真下を照らせるためテント内で使う場合にも適している。

防水らしいので雨くらいなら気にしなくてもいいかもしれない。

さらに、充電式なので電池を買わなくていい。バッテリーは10000mAh程度で、USB出力も備えているのでスマホの充電もできる。

複数の業者から似たような形のランタンが売られていて、友人と自分でそれぞれLanktoo、SuperWayというロゴが書かれているものを買った。

見た目はほぼ同じだが、ボタンの数やバッテリー容量、点灯色や点滅パターン、明るさなど、わずかに機能が異なる。

Superway

定価とされているのは¥3500ほどだが割引があるので¥3000前後で購入可能。(2019/12/22現在)

セールのときに買ったら¥2800くらいだった。

バッテリー容量:11200mAh

点灯パターン:昼白色、昼光色、電球色、赤色(SOS点滅)

明るさ調整:無段階(ボタンを長押しすると無段階に光量が上がるため、任意のタイミングで離すと明るさが保持される。もう一度長押しすると無段階に明るさが下がる)

その状態で電源を切るとその明るさが記録される。

Lanktoo

こちらも¥3000前後で購入可能。

バッテリー容量:12800mAh

点灯パターン:白、点滅(白色光)、黄色(蚊がよって来づらいらしい)

明るさ:弱、中、強

 自分が持っているわけではないので細かいことは不明。

その他

ほかにはBicosyとかBisenyとか書いてあるものがある。バッテリー容量、ボタンが二個なこと、点灯パターンが同様なことからSuperwayと同じ物と思われる。

AliExpress

この手の商品、当然AliExpressでも購入可能である。

そしてamazonより安い。46%OFFで¥2690(2019/12/22現在)。

ロゴはなく、商品の写真を見る限りではLanktooのものと同様だが、容量は10400mAhと少し少ない。

マイナーチェンジが行われたのか、どちらかの表記がウソなのかは不明。

 

AliExpress.com Product - 4W 4modes Portable Camping Lantern Multifunction USB Rechargeable LED Light 10400mAh Power Bank Waterproof Torch Emergency Lamp

照度測定

自分が買ったのはSuperWayのものだが、少し暗い気がしたので照度計でLanktooと比較してみた。

ジャンク品で入手した照度計なので数値が正しいかは保証できない。

あと何も考えずに計測したので条件は揃えたが距離は適当な場所に引っ掛けたのでわからない。とりあえずこれくらいの差があるとして見てほしい。

適当な高さからランタンを吊り下げ、

直下に照度計を置いてそれぞれのランタンの最大の明るさに設定して計測した。

Lanktoo

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190ルクスくらい。

Superway

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150ルクス強。

やはり少し暗い。公称のバッテリ容量もlanktooの方が多いので特にこだわりがなければLanktooのほうがいいかもしれない。

照度測定2

比較のため、できるだけちゃんとした条件で三種類のランプの照度を計測してみた。

距離:1m(光源面から照度計レンズ面までの距離)

位置:真下

ランプ:1.Superwayランタン

    2.iPhone5のライト

    3.マキタ ワークライト ML801

Superway

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Superway

70ルクスくらいを指している。

iPhone5

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iPhone5

20ルクス以下。

マキタ ワークライトML801

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マキタ ワークライトML801

130ルクスくらい。
ちなみにメーカーは50cmの距離で400ルクスを公称しているが、
このワークライトを50cmの距離で計測したら440ルクスくらいだったので照度計はまるでデタラメな精度というわけではなさそうだ。